紅葉を観に江戸時代から人気の大山詣をしに『丹沢大山』へ行ってみた~麓編~
神奈川県伊勢原市にある古くから山岳信仰の対象とされる『丹沢大山』に行ってきました!!
wikipediaによると、大山信仰が始まった時期は不明ですが発掘調査等により縄文時代後期の出土品等が見つかっており、また平安時代の経塚壺等の出土から遥か古代まで遡ると思われます。
そんな古代からの歴史を持ち、神奈川県を代表する観光スポットの魅力を麓から山上に向け計4回に分けてご案内致します!!
訪れたのは11月中旬で、紅葉情報を発信するあらゆるWEBに「今が見頃」とビットが立った日にやってきました。
御師・先導師
大山寺の山道には、一見異様な玉垣(たまがき)が置かれた民宿の様な家々が並んでおります。
これは大山の御師や先導師と呼ばれる祈祷を職業としている神職の家で、参詣者が大山登拝の際に宿泊等をさせて頂く事が出来ます。 また、御師による案内で参拝を行うそうです。
山上の「大山寺」、「阿夫利神社」へと続く参道は、『鈴川」の支流の一つを上流に向かって進む様に造られております。
この地は、日本に旅行という概念が生まれた江戸時代に多くの江戸っ子達が詣でた人気のスポットで、当時の名残の様な「大山詣り」の旗がと所々になびいております。
▼大山阿夫利神社 修祓祈祷殿
大山阿夫利神社 修祓祈祷殿
歩いていると麓にある「大山阿夫利神社 修祓祈祷殿」を見つけました。
この「修祓祈祷殿」という建物は、名前そのままであれば祈祷をする場所だと思われますが、詳しく分からず調べてみましたが、WEBからは全く情報が出てこなかったので、分かり次第情報を記載します。
ちなみに、内部はこんな感じの小さなお社が立っております。
神社の謎を残しつつ川沿いに沿って山頂を目指します。
▼愛宕の滝
ずんずんと進んだ先に、「愛宕の滝」なる落差約5メートルの滝に出てきました。
この滝は、参拝者が登拝前の禊として心身を清めた大山の6滝の一つで、日本遺産の構成文化財一覧に登録されています。
「愛宕の滝」の参拝後、車道に出て先ずはケーブルカー乗り場を目指します。
参道の至る所に祠や御師の家?があり、既にココがそうかもしれないですが、頂上の聖域に近づいている事を感じます。
▼蛇口之瀧
車道を進んでいると左手に「蛇口之瀧」なる石碑が目に入ります。
石碑横を通り、赤い橋を渡ると対岸に「御堂」が見えました。
開山堂(良辯堂)
良辯僧正は東大寺の初代別当で相模の国の人、持統天皇三年(689)に誕生し、宝亀四年(773)入滅と東大寺要録に書かれている。
大山では、東大寺二月堂の大杉に懸けられた良辯僧正が、山王の使いである猿に助け降ろされたという伝説がある。
このお堂には僧正四十三歳の像と猿が金鷲童子(こんじゅどうじ)を抱いた像が安置されている。
良辯滝
大山寺開山(天平勝宝七年(755))に良辯僧正が入山、最初に水行を行った所。
高さ一丈三尺(394cm) 江戸時代、たびたび錦絵や版画の題材に取り上げられ。
大正時代には、歌舞伎「大山と家光」で「大山良辯滝の場」として演じられた。
ここから大山詣の土産物として知られる「大山コマ」から名付けられた、歩くだけでも楽しい御土産屋が建ち並ぶ『こま参道』に入ります。
▼さいごに
以上で、紅葉を観に江戸時代から人気の大山詣をしに『丹沢大山』へ行ってみた~麓編~のご案内となります。
次は、伊勢原市の重要文化財に指定された釈迦涅槃像が安置される丹沢大山の「茶湯寺」をご案内致します。
御精読有難うございました。
▼アクセス
住所:〒259-1107 神奈川県伊勢原市大山471
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